駒込武 研究室自主講座「認識台湾 」2025年7月24日・31日 18:30~20:30

“台湾・継続する植民地戦争” 会場&オンライン参加可

以下、チラシよりコピペします
drive.google.com/file/d/1NquTrbk20o_lbLI95cENg_V4N7lUilke/view?fbclid=IwY2xjawLKLa5leHRuA2FlbQIxMABicmlkETFUM2N2QkRQMXk4WlpadGE5AR4DXjOUIqovhVsFw-vrh5-K7nLINz65C1wDDX2kt60A7pklziBb7QyIaW3H7g_aem_Xmpar8AAuR1KXUlCWn90MA

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同講座は2023年に駒込武(京都大学教員)の呼びかけで立ち上げられました。
ただ「親日的」というイメージだけで台湾のことを知ったつもりになるのではなく、台湾の人びと自身が自らの歴史をどのようにふりかえっているのか、現在どのような問題に直面し、さらにどのような未来をつくろうとしているのかを学ぶための場所づくりを目指しています。

今年は「戦後80年」です。
日本も、台湾も、そして世界全体が平和であることを願いながら、
“台湾・継続する植民地戦争”という視角で台湾の人たちが戦争に巻き込まれてきた歴史を学ぶ、連続セミナーを7月24日・31日にキャンパスプラザ京都にて開催します。
老若男女を問わず、どなたでも参加できます。
たくさんの方のご参加をお待ちしています!

台湾の歴史と現在を「知る」場所をつくり、
  日台の真の友好を準備するために―

主催:京都大学 駒込武 研究室・自主講座「認識台湾 RenshiTaiwan」
協賛:自由と平和のための京大有志の会 (お申し込みは右のQRコードから)
お問合せ先 : E-mail: renshi.taiwan.seminar@gmail.com

第3回 台湾「割譲」と植民地戦争

日時:7月24日(木)18時30分~20時30分(開場18時10分)
場所:キャンパスプラザ京都 第3講義室+Zoom配信
講師:新田龍希(台湾師範大学助理教授)
1860年に台湾が開港して以来、「台湾出兵」や清仏戦争など、
この島は清と外国が遂行する戦争の渦中に巻き込まれてきました。
また島内でも複数の叛乱が 発生し、社会は独自の武装化を遂げてきました。
そうした経験の積み重ねの上に、1895年の清による
日本への台湾「割譲」及び日本軍上陸を契機とした「戦争」が起こります。
本講演では、武装化していた台湾社会という点に着目して、この戦争を考えてみたいと思います。

第4回 非対称な戦争の記憶を掘る
―台湾先住民族の歴史経験と日本社会

日時:7月31日(木)18時30分~20時30分(開場18時10分)
場所:キャンパスプラザ京都 第3講義室+Zoom配信
講師:北村嘉恵(北海道大学教授)
自分たちにとって重大な歴史事件とは何か。
この問いを基点として、台湾の先住民が直面してきた
暴力の経験を掘り起こし、既存の歴史像を編み替える試みが進んでいる。
植民者たちによって些細とされてきたできごとを
重大な事件として捉え返し、封じ込められてきた記憶を
掘り起こす営みでもある。
近代台湾の先住民族に焦点をあてて「戦争」の経験を問い直し、
台湾と日本のあいだで再生産され続ける記憶の非対称性を考える。

以上