アジア政経学会主催 6/13(金) 「交差する広島と台湾原住民 受け継がれる記憶と語り」
memory-learning-of-war.netlify.app/index_jp より引用します。お申し込みも左記サイトから。
主催 アジア政経学会
東京大学 研究プロジェクト「アジア未来イニシアティブ」
会場 東京大學駒場校區國際教育研究棟314号室
東京都目黒区駒場3-8-1
13:30-15:00 日本被団協との活動
2024年のノーベル平和賞に選ばれた日本被団協。原爆投下の11年後の1956年に結成されましたが、この間、占領下の検閲の影響もあり、被爆者の存在に目を向けられることはありませんでした。平和賞の受賞理由には、被爆者の証言が重要な役割を果たしたことが挙げられましたが、その道のりは平たんなものではありませんでした。
このセッションでは、戦後80周年にあたり、日本を訪れている香港中文大学ジャーナリズム・コミュニケーション学部で英文雑誌Varsityを執筆・編集している学生たちが、日本被団協事務局を取材した経験を語ります。
(報告者)
日本被団協 事務局 田中熙巳(93)
香港中文大学ジャーナリズム・コミュニケーション学院 大学院生
18:00-20:00 交差する広島と台湾原住民 受け継がれる記憶と語り
聞き手は国立台湾大学の黄舒{木眉}准教授です。黄舒楣准教授は移行期正義の観点から、台湾原住民の日本による植民地統治の歴史の記憶とその継承について研究しています。戦争とその状態とは主に、国家間または組織的政治集団間の政治的動機により行使される暴力を指しますが、それだけでなく、私的に組織された集団による暴力、国家や政治的に組織された集団が個人に対して行う大規模な人権侵害も含まれるでしょう。
日本統治期に台湾原住民と日本の軍や警察との間で生じた衝突を、日本の大半の文書は「事件」や「暴動」と記しているのに対し、原住民はトラウマを抱えた家族から困難な体験を繰り返し聞かされることを通して、「事件」や「暴動」ではなく「戦役」の「ポストメモリー」(後付けの記憶)を構成しようとしています。
広島と台湾原住民の記憶と語りはどのように交差していくのでしょうか。
(ファシリテーション)
黄舒{木眉} 国立台湾大学准教授
Agnes Lam 香港中文大学講師
以上