さっぽろ自由学校連続講座「世界の先住民族、その権利回復への動き」4回目にディヴァンさん(ブヌン)登壇

さっぽろ自由学校連続講座

「世界の先住民族、 その権利回復への動き~アイヌ民族の今後と重ね合わせながら~」

 (先住民族の10年newsからの情報です)

●10月22日(火)開講 全5回 火曜19:00~21:00

既に半分以上終わっていますが、あと二回が台湾、そしてアラスカ先住民族からの提起です。1/28の回に北海道在住のブヌンのディヴァンさんが登場されます。単発参加も可とのことです。

●会 場 さっぽろ自由学校「遊」

●受講料 単発 一般1,500円 会員・学生・アイヌ民族1,000円

www.sapporoyu.org/modules/sy_course/index.php?id_course=372

より抜粋します。

 2007年に採択された「先住民族の権利に関する国連宣言」は、近代の人権概念の拡張の成果であると同時に、これまで私たちが自明のものとしてきた国家や社会のあり方を揺さぶる内容を含んでいます。近代国家の形成の過程で、抑圧され、周辺に追いやられてきた世界各地の先住民族は、どのような社会に向かって自らの権利の回復を求めてきたのでしょうか? この講座では、世界の先住民族の権利回復の動きやその現在について学びながら、アイヌ民族の今後に向けての示唆を得たいと思います。

 

2014年1月28日(火)台湾原住民族の権利と法制化~自治権の保障をめぐって~

●ディヴァン・スクルマン

 台湾南投県出身、ブヌン族。台湾基督長老教会宣教師。

●三浦 忠雄(みうら ただお)

 日本基督教団北海教区アイヌ民族情報センター主事

 台湾では現在、14の民族、およそ50万人が原住民族として認定されています。1980年代以降の権利獲得運動の成果として、様々な法制度上の権利も獲得してきています。原住民族が求める自治権の保障とその現状についてお話します。

 

2014年3月4日(火) アラスカ先住民の先住権~歴史と現代事例~

●ゲーマン・ジェフ

 北海道大学メディア・コミュニケーション研究院准教授。先住民族教育学専門。

 米国の諸先住民族の中、いわゆる「居留地」を持たないアラスカ・ネイティブの先住権の歴史と現代的事例を検討することを通じて、アイヌ民族の今後の先住権の行方を考えたい。